グレースコーサーの軌跡-6『預かりものに怪我をさせた。』

離乳の直前二頭の仔馬はハナンとサラに連れられ走り回るのが重要な日課の一つである.たまたま2つの運動場つなぎ目の狭くくびれた場所を通過するときに、この事故が起った。グレースの額に傷を負い5、6針縫合したのであった。数人の手伝いを頼み強引な保定のもとで手術は無事終了したのであるが。抜糸までは、遠方に住まわれている獣医さんの手を煩わすわけにもいかず、自分ですることにした。方法は、深夜親子が休んでいるところに忍び込むのである。横になっている母親の前肢辺りを枕にして眠っているグレースの頭部をそっと小生の膝に移すのである。この様は、まさに乳飲み子を眠らせる要領である。そこでポケットに忍ばせていた女性が使うマニキュア用の鋏で縫合糸をさり気なく切断するのであるが、最初の夜は2針抜糸で子馬に気づかれて、パス。翌日また同じようなことを繰り返して何とか終了した。誕生の直後から2頭の子馬は行き先の内示を受けていただけに小生にとっては大切な預かり物で、大変な心配をしたものである。春先になり冬毛が脱毛すると縫合の痕跡を目にすることがある。
 


 
(有)日本バボルナ

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by babolna | 2008-01-19 15:11 |  

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