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仔馬の離乳と母馬の交配

お馬の親子はナカヨシコヨシいつでも一緒に----馬の親子の情愛を実によく表現している。

健康な牝馬はお産をして2週間後くらいには、次のお産のための交配の適期を迎えることになる。その場合殆どの牝馬は仔馬をつれて種牡馬のところに交配に出向くことになる。場合によっては親子を車両に乗せてかなりな距離を運ぶことになる。なぜこの様な煩雑な作業が必要なのかお解かりであろうか?

順調に育った仔馬は常に母親の視界の中に居ないとお母さんは心配でならないのであるが、生後、5-6ケ月になると強制的に母親から隔離して離乳をすることになる。
* 生後1,2ヶ月の仔馬を厩舎に残して母馬を種牡馬の許につれ行くなど物理的に不可能なことである。       

近年、殆んどの中大家畜では人工授精によって繁殖させることが多いのであるが、競走馬の世界では国際的にこの方法は認められていない。

* 軽種馬(サラブレット、アラブ及びその交雑種であるアングロアラブ)に、於いては人工授精による産駒には正規の(日本軽種馬登録協会が発行する)血統書が付与されないので、正規の血統書が必要な場合は人工授精と言うわけにはいかなくなる。
 人工授精による産駒の場合、軽種以外の馬の登録を行う日本馬事協会にお願いすることになる。
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(有)日本バボルナ

by babolna | 2007-07-28 10:26 |  

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